
創業100年を超える「お菓子のさかい」の歩みと、ミルクへのこだわり

1913年、福島県石川郡石川町に「お菓子のさかい」は菓子店として創業いたしました。以来、私たちは「大地の恵みに真心こめて、いのち輝く菓子作り」というコンセプトのもと、素材の持ち味を最大限に活かしたお菓子作りに情熱を注いでまいりました。創業当初からの看板商品である「蒸し金つば」は、時を経て「夢金つば」として多くのお客様に愛され続けています。
そして、当店の歴史の中で特筆すべきは、牛乳屋さんを原点に持つという点です。これは、単に牛乳を販売していたというだけでなく、ミルクという素材に対する深い理解と愛情を育んできた証でもあります。だからこそ、「お菓子のさかい」の代名詞ともいえる濃厚な「チーズケーキタルト」をはじめ、ふんわりとした口どけが人気の「幸福の黄色いブッセ」、どこか懐かしい味わいの「カリントまんじゅう」、新感覚の「パンケーキサンドうふれっと」など、ミルクの風味を活かした多彩なお菓子が生まれ、多くの方々に喜びを届けています。
これからも「お菓子のさかい」は、創業以来培ってきたお菓子作りの技術と、ミルクへの揺るぎないこだわりをもって、お客様にもっと愛されるお菓子を提供してまいります。伝統を守りながらも、常に新しい美味しさを追求し、皆様の食卓に笑顔と幸せをお届けできるよう、一層精進してまいりますので、どうぞご期待ください。
自然の恵みと職人の技が織りなす、至福のスイーツ

1913年 創業菓子 金つば 発売
創業以来、多くのお客様に愛され続ける「金つば」。創業者の酒井正治が、女学生のおやつとして心を込めて考案しました。薄く仕上げた皮が、餡の豊かな風味を最大限に引き立てます。2010年のリニューアルを経て、その美味しさはさらに多くの方に届けられています。
1970年 三芦城(みよしじょう) 発売
石川町の歴史を物語る銘菓「三芦城(みよしじょう)」。かつてこの地にあった城の名を冠したこのお菓子は、大きな栗を丸ごと一つ包み込み、しっとりと焼き上げた洋風饅頭です。当時としては斬新な味わいが、瞬く間に人気を博しました。


1972年 チーズケーキ 発売
福島県で初めて誕生したタルトチーズケーキ。サクサクとした食感のビスケット生地は、卵黄とバターを贅沢に使い、風味豊かに焼き上げました。口の中で広がるチーズクリームは、爽やかな酸味とほんのりとした塩味が絶妙なハーモニーを奏でます。1972年の発売以来、50年以上にわたり愛され続けるベストセラーです。
1991年 本社工場・長久保店オープン


1991年 幸福の黄色いブッセ 発売
長久保店オープンと同時に誕生した「幸福の黄色いブッセ」。30年以上愛される理由は、唯一無二のしっとりふわふわ食感スポンジにあります。新鮮なバターとチーズが織りなす奥深いクリームが、さらにこのブッセの美味しさを引き立てます。世代を超えて愛される当店の看板商品です。
2007年 カリントまんじゅう 発売
じっくり煮詰めたこがし黒蜜を練り込んだ生地で、良質な小豆のこしあんを包み、香ばしく揚げたカリントまんじゅう。
しっとりとした食感と、あんの甘さを引き立てる苦みが特徴です。
お土産やご贈答にも大変喜ばれています。


2022年 パンケーキサンドうふれっと 発売
卵と牛乳の黄金比で生まれた、ふんわり優しい食感のパンケーキサンド「うふれっと」。直径65mmのちょうどいいサイズで、あなたのコーヒータイムを彩ります。いつでもどこでもカフェ気分を味わえる、まさに「幸せの時間」をお届けするスイーツです。
Founding Story

その昔、
さかいの創業者 酒井正治は酒井牛乳店の次男として福島県石川町に生まれた。
上の画像はその当時使用していた広告用のイラスト。
正治は青年期に東京へ出て、
和菓子の技術を身につけ、洋菓子についても学ぶ。
郷土へ帰ると「あづま堂」として菓子屋を開店、のちに「酒井菓子店」となる。
妻 さわと共に菓子づくりに精進する毎日。
創業菓子夢金つばをはじめ、
当地方初となるシュークリームを販売する。
ここがお菓子のさかい始まりの場所。

牛乳店だったころ、
牛舎から牛乳を運ぶために自分たちで橋を架け使ったと言われている。
時を経て、その橋はなくなってしまったが、
チーズクリーム入りのボーロ饅頭「牛乳橋」として私たちの心に残っている。
